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ブログ · 2026-08-12 · 3分で読めます

iPhoneの写真がHEICになる理由と、その止め方

あなたの電話は、世界の半分が開けない形式で写真を保存し続けてきました。しかも事前に尋ねてはくれませんでした。設定はあります。ただし変えることには代償があり、変える前に知っておくべき落とし穴もあります。

iPhoneのカメラ形式設定の図:設定、カメラ、フォーマットという経路と、2つの選択肢(.heicで保存する「高効率」と、.jpgで保存する「互換性優先」)。すでに撮った写真は変わらないという注記付き。
この切り替えはこれからカメラが書き出すものに効きます。ライブラリにすでにあるものには触れません。

Appleが切り替えた理由

HEICは、ほぼ同じ写真をJPGの半分ほどの容量で保存できます。数千枚の画像が入った 電話にとって、これは誤差ではありません。容量が足りなくなるか、ならずに済むかの 分かれ目です。Appleは2017年公開のiOS 11でこれをカメラの既定形式にしました。 それ以降にあなたの電話が撮った写真は、ほぼすべて.heicファイルです。

JPGにできないこともできます。Live Photosのような連続した画像、透過、 より豊かな色情報です。Appleの世界の中にいる限り、単純により優れた形式です。

設定の場所

iPhoneで設定 → カメラ → フォーマットを開きます。選択肢は 2つです。

  • 高効率 — 既定値。カメラはHEICで書き出します。
  • 互換性優先 — カメラはJPGで書き出します。

「互換性優先」を選べば、これから撮る写真ではこの問題が起きなくなります。 確認画面もなく、取り消すべきものもありません。いつでも戻せます。

誰も触れない落とし穴

この設定は遡って効きません。その瞬間からカメラが書き出すものを変えるだけで、 すでにライブラリにある写真には何もしません。この設定を探すきっかけが、 PCで開けない旅行写真のフォルダだったのなら、設定を変えてもそれらにはまったく 役に立ちません。

これははっきり言っておく価値があります。よそで見かける説明は「設定を変えま しょう」で終わることが多く、それだと溜まっている分まで片付いたように 思えてしまうからです。片付いていません。

本当に変えるべきか

その問題にどれくらいの頻度で噛まれるか次第です。

写真がおおむねAppleの世界の中で完結しているなら —— 電話で見て、iCloudに バックアップし、iPhoneを使う相手と共有する —— 高効率のままで 構いません。容量の節約を保てますし、形式を意識することもめったに ありません。

WindowsやAndroidを使う相手に頻繁に写真を送る、HEICを受け付けないフォームに アップロードする、読めないソフトで作業する —— そうした場合は 互換性優先に切り替えてください。ファイルを一枚ずつ何度も 直すより、保存容量のほうが安く済みます。

どちらを選んでも変わらないことが1つあります。AirDropや写真アプリは、 必要な相手に共有するとき自動でJPGに変換してくれることが多いのです。厄介なのは、 ケーブルやバックアップから直接ファイルを取り出したときで、そこでは変換は 起きません。

すでに撮ってある写真

そちらは変換するしかなく、設定では対処できません。JPGに 変換するのが定番の答えです。プラグインも説明も要らず、どこでも開けます。 書類に入れる、あとでもう一度編集するという場合はPNGが 各画素を正確に保ちます。1つの書類として届ける必要があるなら、 PDFが一式をまとめて1ファイルにし、1ページに1枚ずつ収めます。

このサイトの変換ツールはブラウザの中で動くので、家族写真のフォルダがJPGに なる道中であなたの端末を離れることはありません。これは他の多くのファイル形式 よりも、ここでこそ重みを持ちます。